「恋ってのはな、そいつといても楽しくないってことだよ」【ちはやふる/末次由紀】
マンガ大賞2009を受賞したこのマンガ。かるたを題材にしつつ熱血を描くあたりは「とめはねっ!」っぽい感もありますが、こっちのほうが熱血要素が強い。かるたに夢中になり、仲間と一緒にかるたを勝ち抜くストーリーそのものも面白く名言はいっぱいあるんですが、打ち抜かれたのはこの言葉。
主人公の千早へ密かに思いを寄せる太一だけれど、千早はかるた一色で恋なんてまったく考えもしない。千早と再会する前に恋人ができていた太一に、千早は気軽に「恋ってどんなのよ」って質問すると、太一はタイトルのよう答え、「思いどおりにすすまない、楽しくない。でも、そばにいたい」と思うのでした。
なんかもう青春ど真ん中すぎる発言ですが、好きだからこそ辛いってことあるよね。その人の一挙手一投足が気になってしまったり、何気ない発言の裏を読んでしまったり、他の人と仲良くしていると不安に思ってしまったり。懐かしい感情をなんだか揺さぶられた感じがして思わず衝動エントリーであります。
あの頃は純粋だったよねえ・・・・・・。