「精神なんて技術でコントロールできる」【ヒカルの碁/ほったゆみ・小畑健】
現実逃避とか言わない!
囲碁の技術はトップクラスながら精神面が脆く、プロ昇格を決める試合でも勝手に背負ってしまったプレッシャーから自滅してヒカルに負けてしまった伊角くんが、中国で修行中に楊さんから諭される一言。
病は気からという言葉もあるように、精神や心の持ちようは肉体や行動にも大きな影響を与えるんだけれども、それは技術によってコントロールできるというのは実に身につまされる話。自分もそういう体験はしてて、子供の頃から大変な人見知りだった自分も、大学のサークルでもまれることで、初めての人とでも話ができるスキルをいつの間にか学んできたような気がします。
身近な例でいくと、寝坊で遅刻した場合、遅刻したテンションで落ち込んでいるよりも、冷静に状況判断して経路検索したり、電車に乗ったら「乗ってる間は急いでも仕方ないしな」と、遅刻をカバーできるような手段を講じているほうが前向きだと思うし、そういう精神面を自分の力である程度コントロールできるというのは人生においてかなり重要なスキルのように思います。