「でもやらなければ確実なゼロだ!」【寄生獣/岩明均】
名作「寄生獣」の一言。最強の敵に追い詰められ絶体絶命の新一がゴミ捨て場で何か鉄の棒のようなものを手にする。でもこんなの効かないかもしれないし、そもそもその棒が地面から抜けるかどうかもわからない。ほとんど確率はないようなもの。でもそれは「やらなければ確実なゼロ」なわけです。
スラムダンクにも「あきらめたらそこでゲームセット」という名言があるんだけど、個人的には寄生獣の方がすき。「あきらめたらゲームセット」のほうは確かにいい言葉なんだけど、「じゃあどうすればいい?」という一歩手前の目標が見えにくいのね。
その点寄生獣のほうは、「とりあえず何か行動すればゼロではなくなる」という、ほんの一歩先の行動を指し示してくれているあたりが、目標としてよりわかりやすいなと思うのでありました。
同じような意味で好きなセリフが「健太やります!」にもあるんだけど、それはすでに出ている作品でもあるのでまた別の機会にでも。